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津南で栽培されている新鮮野菜の紹介です。
お越しの際はぜひ、ご賞味ください。
雪下にんじんとも呼ばれています。
広大な大地の有機質豊富な畑に7月播かれた人参は秋に収穫することなくそのまま3メートルの雪の下で春を待ちます。
4月、2メートル近い雪を割って収穫される人参は、県内外の待ち人に送り届けられます。
春人参は人参特有の青臭さがなくサラダやジュースに最適で、普段人参を食べない子供達にも人気です。
越冬前の人参に比べて、甘味やうま味を感じる遊離アミノ酸のグリシンが6倍、セリンが4倍、アスパラギン酸が3倍、芳香成分のカリオフィレンが13倍に急増し、青臭さが消えます。
ビタミンCのアスコルビン酸は変わりません。
3メートルに及ぶ雪が消え、ブナの新緑が目に滲みる5月中旬ごろ、津南のアスパラは一斉に土を持ち上げ芽を出します。
このころはすでに気温も上昇し、雪消えを待ちわびるようにアスパラガスがすくすく成長し、やわらかく、かつ甘くておいしいアスパラガスとなることが最大の特徴です。
アスパラガスの栽培は、大規模堆肥センターから供給される、有機質十分なふんだんな堆肥が投入されて育て上げられます。津南町のアスパラガスはエコファーマー認定商品となっています。
7月下旬、梅雨も明け暑さ盛りの季節となります。
沖ノ原には40万本のひまわりが一斉に咲き太陽を向く頃、津南のスイートコーンも一挙に出荷が始まります。
品種は、評判の”味来”と”ゆめのコーン”です。
堆肥が大量に入った高原の畑に播かれたスイートコーンは約85日で出荷を迎えます。
高原の朝は真夏といっても20度C程。朝4時のまだ暗いうちから収穫が始まり6時には終了です。
冷たいままで出荷され、その日のうちに市場まで運ばれ一刻も早く皆さんの所に届けられるようにしています。
津南のスイートコーンが美味しい理由は魚沼コシヒカリと同様、日中暑く夜冷える気候です。
この日較差が大きいことにより、糖度がそのまま維持され甘く美味しいのです。
収穫は8月一杯続きます。
野沢菜は津南高原の中でも標高の高い地域の一つ相吉山地区で栽培されます。
栽培農家も少なく限られた地区でしか作られていません。
これはもっとも適した環境のもとでしか栽培をしていないということです。
さらに鮮度を保つために気温の低い内に収穫しなければいけません。
夏はうっすらと空が白み始めたころから朝靄のかかる中で、冬に近づけば手もかじかむような寒さの中で一株一株丁寧に手作業で収穫されます。
数株ずつ束にされた野沢菜は、その日の内に契約をしている周辺の漬物屋さんに搬送され漬け込まれます。
夏から秋にかけては浅漬けのシャキシャキ感を、冬になったらよーく漬け込まれた深い味わいを楽しんでください。
ご飯にも、またお酒の友にもよく合います。
野沢菜漬けは、地元のおみやげやさんやそのホームページでも購入することができます。