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台風・豪雨のときは

印刷ページ表示 更新日:2006年10月31日更新

台風・豪雨のときは
避難するときは
雨の強さと降り方
風の強さと吹き方

台風・豪雨のときは

 台風や集中豪雨は、毎年各地で大きな被害をもたらしており、あらかじめ備えをしておくことが大切です。

 予知の難しい地震と違い、台風や豪雨はある程度、襲来時期や規模を予想することが出来ます。ふだんから気象情報に注意し、万全の心構えで迎え撃ちましょう。

台風・豪雨のときは

気象情報を聞きましょう。

 台風や豪雨に関する情報を注意深く聞きましょう。外出はできるだけ避けましょう。

いつでも非難できる態勢で!

 いつでも避難できる服に着替え、非常持出袋を用意しましょう。寝るときもそのまま避難できる服装で。

停電に対する備えを忘れずに!

 懐中電灯、ろうそく、携帯ラジオを用意しましょう。予備の電池も忘れずに。

断水にも備えましょう!

 飲料水、生活用水を数日分確保しましょう。いざという時のため、風呂の水はためたままにしておきましょう。

強風で飛ばされそうなものは固定しましょう。

 家の周りを1周し、雨どいのつまり、トタンのめくれ、壁の状態などをチェックしましょう。プロパンガスのボンベは固定し、ベランダ内の植木鉢や物干し竿など飛ばされそうなものは室内に取り組むか、しっかりと固定しましょう。

窓ガラスにひび割れなどはありませんか?

 窓ガラスのひび割れは補強・修理し、戸や窓のすきまにビニールテープを貼りましょう。雨戸があれば閉めること。

家財道具は高いところへ!

 浸水に備え、家財道具をできるだけ高い場所に移しましょう。タンスの引出しや押入れの下の段のものは、上の段に移します。

避難手順、順路を確認しましょう!

 お年寄り、乳幼児、病人、障害者などはできるだけ安全な場所に移りましょう。
 家族でもう1度、避難場所と避難コースを確認し合いましょう。

ガスの元栓、電源の確認を忘れずに!

 避難する場合は、ガスの元栓や電源を必ず切りましょう。

避難するときは

  1. ヘルメットか防災頭きんをかぶりましょう。長靴ではなく、ひもでしめられる運動靴を履きましょう。
  2. はぐれないよう、お互いの体をロープで結んで避難しましょう。特に子どもからは目を離さないようにしてください。
  3. 洪水の場合、歩ける深さは男性で70センチメートル、女性で50センチメートル程度です。浸水が腰まであるようなら、無理せず高いところで救援を待ちましょう。
  4. 地面が水をかぶったら、長い棒を杖がわりにして、水面下の安全を確認しながら歩きましょう。
  5. 歩行が困難なお年寄りや病人などを背負いましょう。子どもには、念のために浮き袋をつけて安全を確保しましょう。

雨の強さと降り方

 気象情報などを聞く際に参考にし、いざというときにはすぐに避難できるようにしましょう。

1時間あたりの雨量
(ミリメートル)
予報用語人の受けるイメージ災害発生状況
10~20やや強い雨ザーザーと降るこの程度の雨でも長く続くときは注意が必要。
20~30強い雨どしゃ降り側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。
30~50激しい雨バケツをひっくり返したように降る山崩れ、崖崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要。都市では下水管から雨水があふれる。
50~80非常に激しい雨滝のように降る
(ゴーゴーと降り続く)
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある。マンホールから水が噴出する。土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。
80~猛烈な雨息苦しくなるような圧迫感がある
恐怖を感じる
雨による大規模な災害の発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要。

風の強さと吹き方

 気象情報などを聞く際に参考にし、いざというときにはすぐに避難できるようにしましょう。

平均風速
(メートル/秒)
予報用語人への影響屋外・樹木の様子建造物の被害
10~15やや強い風風に向かって歩きにくくなる。傘が差せない。樹木全体が揺れる。電線が鳴る。取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。
15~20強い風風に向かって歩けない。転倒する人も出る。小枝が折れる。ビニールハウスが壊れ始める。
20~25非常に強い風(暴風)しっかりと身体を確保しないと転倒する。鋼製シャッターが壊れ始める。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる。
25~30非常に強い風(暴風)立っていられない。屋外での行動は危険。樹木が根こそぎ倒れ始める。ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外装材がはがれ、飛び始める。
30~猛烈な風屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。

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